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手塚治虫のマンガ

2015年09月01日 (火)

今年の夏、手塚治虫の「火の鳥」、「ブラックジャック」、「陽だまりの樹」、「きりひと賛歌」、「シュマリ」を読んだ。「火の鳥」は以前に完読しているが、後の4作は、雑誌連載中に部分的に読んだだけで、今回初めて通読した。手塚治虫が最も優れているのは、ストーリーテリングで、単行本でまとめて読むと、面白さがわかる。手塚治虫は、最も忙しい時期でも、映画を年365本見て、あらゆる漫画雑誌に目を通すなど知識欲が旺盛だった。この膨大な知識の累積が創作の源だろう。斬新なアイデアよりも、職人技を感じさせる漫画家である。5作とも時間をかけて読む価値のある作品である。

5年目を迎えて

2015年05月04日 (月)

きよた眼科も2011年4月1日の開業から、5年目に入った。ここまで何とかやってこれたのは、私が勤め人より自営業向きの人間だったからと思う。忙しくても暇でも常に同じ収入が保障されるよりも、暇なら収入は少ないが、忙しければ収入は増えるという生活のほうが、私にはやりがいがあるのだ。毎日緊張感を持って仕事に臨め、少しでも改善しようと常に工夫をするようになる。ささいな出来事は毎日のようにあるが、それを解決していくことでささやかな進歩につながる。今後も常に革新的な気持ちを保っていきたい。

飯山市に10万円のふるさと納税

2015年02月20日 (金)

飯山市は、マウスコンピューターという会社のパソコンをふるさと納税の特産品に加えた。10万円の寄付でもらえるパソコンはノート2種、デスクトップ1種だが、いずれもダイレクト販売で税込み6万5千程度の商品で送料3000円も込みだから、還元率は68%になるので、パソコン購入を考えている10万円以上のふるさと納税枠(2000円以上かからない限度額内)保持者にはかなり魅力的な特産品である。わたしも1台購入するため、10万円の寄付をすることにした。ふるさと納税は自分の納税枠内で、いかに有効に寄付をするかが、工夫のしどころである。

ダウントンアビー

2014年12月03日 (水)

ゲームオブスローンズ、シャーロックと並ぶ3大傑作海外ドラマのダウントンアビー第2シーズン放送がNHKで始まった。第一次世界大戦時のイギリスの貴族階級を舞台にしたこのドラマは、女性ファンが多いらしいが、男性が見ても実に面白い人生劇の傑作である。。私も第1シーズンからすべて見ている。シャーロックは第3シーズンまですべて放送されており、ゲームオブスローンズも第4シーズンまですべてスターチャンネルで放送され第3シーズンまでブルーレイソフトになっているので、第5シーズンまで製作されているダウントンアビーはこれから十分に楽しめそうである。

ふるさと納税で脅威の都城市

2014年10月15日 (水)

10月7日ふるさと納税で寄付金に対する特産品還元率80%の自治体が現れた。宮崎県都城市である。さらに、ふるさと納税の特産品で一番の人気商品である肉を主軸商品にし、牛肉はA5ランクの宮崎牛、豚肉は黒豚を用意している。例を挙げると、50万円の寄付金で32.6キロの黒豚肉が年5回、総計163キロ冷凍便でおくられてくる。ずば抜けた還元率と魅力的な特産品は、爆発的人気を呼び2日間で2000万円の寄付金が集まった。つまり特産品還元率が高いほうが、結果的には多くの寄付金が集まって寄付者、自治体とも得をするということである。

ふるさと納税

2014年09月09日 (火)

今年の7月から、ふるさと納税を始めた。ふるさと納税とは、地方自治体に寄付をすると、収入により決まる限度額までは、寄付金の総額から2000円を引いた金額が税金から控除されるという制度である。総務省のHPによれば、夫婦と高校生以上の子が一人いる世帯では、年間所得500万円で、寄付金年30000円まで、所得1000万円で寄付金90000円までは、寄付金から2000円を引いた金額が控除される。この制度を使う利点は、寄付金を納めた地方自治体から寄付金額に応じた特産品がもらえることにある。寄付金に対してもらえる特産品の還元率が高い自治体ほど寄付が集まりやすいことになる。3万円の寄付金で米が60キロもらえる自治体が4つある。長野県阿南町、岡山県吉備中央町、福島県湯川町、滋賀県甲良町である。「ふるさとチョイス」、「わが街ふるさと納税」は、特産品を調べるのに便利である。福島県大玉村は、2000円の寄付で2000円相当の特産品が年1回に限りもらえる。節税にはならないが、食生活の充実には役立つ。

ゲーム・オブ・スローンズ

2014年04月29日 (火)

「ゲーム・オブ・スローンズ」は海外ドラマ史上最高の傑作である。中世のような架空の国ウェスタロスの興亡を描いた超大作だが、登場人物が多く、善悪の区別がはっきりしない。様々な場面が同時進行していく。私ははブルーレイソフトで見ているが、映画でもこれほどの見ごたえある作品はめったに無い。登場人物で最も魅力的なのが、ドラゴン・マザーのデナーリス・ターガリエンで、ターガリエン家の再興のためドスラク騎馬民族の長ドロゴと結婚するが、ドロゴが死亡して部下も殆ど失う。しかし自ら炎の中に身をさらしてドラゴンの卵を孵化させ、3匹のドラゴンを育てて王座奪回をねらう。まだ原作が完結しておらず、TVドラマも最後まで作られるかも未定である。全7部作の予定で、現在5部まで刊行されている。ドラマは、3部までつくられている。

シャーロック

2014年04月29日 (火)

海外ドラマ「シャーロック」は必見の傑作である。海外ドラマ史上の傑作としては、1970年代の「刑事コロンボ」がある。コロンボ役は義眼の個性的脇役だったピーター・フォークで、毎回ゲストの有名俳優の殺人のトリックを、コロンボが暴くというストーリーだった。その後、コロンボを越える傑作は、「新刑事コロンボ」も含めて出てこなかったが、「シャーロック」はコロンボを凌駕する傑作である。誰もが知ってる名探偵シャーロック・ホームズを現代的にアレンジした内容だが、ホームズ役のヴェネディクト・カンバーバッチとワトソン役のマーティン・フリーマンの名コンビが見事な演技を見せている。さらにハドソン婦人やレストレード警部らの脇役との息もぴったりである。サスペンスの神様アルフレッド・ヒッチコックを生んだ伝統あるイギリス推理物ならではの作品である。ちなみにホームズの作者アーサー・コナン・ドイルは眼科医で、患者が来ないので、余技として推理小説を書いたら、「シャーロック・ホームズの冒険」が大成功したとのことである。映画ではロバート・ダウニー・JRの「シャーロック・ホームズ」がヒットしたが、予算10分の1以下と思われるTV版「シャーロック」は、面白さではまったくひけをとらない。

小保方会見の感想

2014年04月10日 (木)

4月9日雲隠れしていた小保方晴子さんが会見を行った。テレビ東京以外の主要局が生中継するほど世間の注目を集め、私も休診時間に質疑応答の一部を見た。小保方さんは、「なぜ実験ノートが2冊しかないのか」という質問に、「実験ノートはまだある。こちらにもハーバートにも」とか答えた。「ノートは何冊あるのか」という質問に、「4,5冊くらい」とあいまいな返答をした。「ノートを公開してくれますか」という質問に、「公開はできない。秘密実験もあるので」と答えた。このやり取りだけで、小保方さんにかなり不自然な印象を持った。大切な実験ノートをなぜハーバートに置いてきたのか。ハーバートにあると言ったのは、後で追求されたら、提出しにくい言い訳になるし、探しに行ったが所在不明になったとごまかせるからではないか。特に実験ノートの数を4,5冊くらいと明確に言わなかったのは明らかに不自然で、その場の思いつきで答えたので、あいまいな表現になったのではないか。実験ノートの公開を拒否したのは、秘密実験の記述のためではなく、ノート自体が存在しないので出したくても出しようがないのではないか。この部分だけでもおかしなことばかりである。小保方さんは「自分は未熟者です」と反省するそぶりを見せるが、「自分は未熟者なので、見習い研究者からやりなおします。」というような自分に不利益になるようなことはけっして言わない。「スタップ細胞はあります」というだけで、濡れ衣をはらすチャンスの公開実験を拒否するのは、本当は細胞の作成ができないからではないのか。世界の誰も再現実験ができないのに、「レシピのようなコツがあり、200回以上STAP細胞の作成に成功している」というのは。自分は超能力者とでも言ってるようである。ただ小保方さんにも評価すべき点がある。今回の騒動で、理化学研究所が問題のある組織であることを世間に知らせ、特殊法人認定を先送りさせたことである。

STAP細胞

2014年03月12日 (水)

小保方晴子さんのSTAP細胞発見に疑問の声が上がっている。まず実験が再現できないという根本的欠陥がある。さらに、論文に盗用がある、関係ない実験で使った画像を使い回しているなどだ。
小保方さんは東邦大付属東邦高校から早稲田大学応用科学科にOA入試で入学している。東邦高校の平成25年度の進路実績は、現役浪人合わせて東大が10人、国公立医学部が24人いる。国公立医学部の中で比較的難関の千葉大に5人合格しているが、東大理3や慶応医はいない。りっぱな進学校だが、受験エリート校ではない。ただし学年10番以内は受験エリートの実力があると思われる。小保方さんは高校でも中程度の成績で、特に秀でた科目は無かったようだ。実業家、俳優、作家などは、学校の成績が不良でも不思議は無いが。科学者の場合は、少なくとも自分の専門分野においては、並外れた能力が無いと大成は難しいのではないか。IPS細胞の森口氏も、駿河台大学法学部から医科歯科の看護学科出身で、とても優秀とは言えず、こんな人が科学の研究なんてできるのだろうかと思った。私は、運不運は別として、人生は素質が6割、努力が2割、環境が2割だと思っている。実際には素質のある人ほど、環境も良く、努力もし、素質の無い人はその逆になるので大差がつくのである。小保方さんの経歴を知った時、この人に革新的な発見をする能力があるのかなと思っていた。ものには例外があるが、どうも例外では無かったようである。