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続 待合室の雑誌

2012年01月16日 (月)

待合室の雑誌が少し様変わりした。婦人実用誌の「エッセ」は、2ヶ月連続で購入1週間以内に紛失したので、以後の購入を見合わせた。雑誌は待ち時間になるべく多くの人に楽しんでもらうために購入しており、人気雑誌の購入停止は残念である。代わりに「暮しの手帖」を購入することにした。この雑誌は私の母も愛読していた伝統ある雑誌で、広告を一切載せない編集方針が特徴である。地味だが、内容は優れており、医院におくのにも適している。科学雑誌も考えたが、「ニュートン」は中高生向けのイラスト誌でやや物足りない。「ナショナルジオグラフィック」は写真ばかりで、内容に乏しい。「日経サイエンス」は個人的には気に入っているが、やや専門的で一般向きでない。また、科学雑誌は、どれも値段の割りに薄く読み出に欠ける気がするので、購入見送りにした。また男性ファッション誌はどうも医院に向かない感じで、「スマート」は購入をやめた。次に置いた「ビギン」も医院には合わない感じがするので、かわりにコンピューター雑誌の「日経PC21」を採ることにした。こだわっているのは、休診日以外は必ず本は発売日に購入して、常に最新号を揃えることである。これが、一番の患者サービスになると思う。患者および付き添いの性別、年齢層を考慮して、誰でも一冊読みたくなる雑誌があるように配慮している。もちろん予算やスペースの問題もあるが、できるだけのことはするつもりだ。よって、今月から、「スィート」、「ノンノ」、「サンキュ」、「暮しの手帖」、「サライ」、「日経PC21」という構成です。

日米野球の差

2012年01月08日 (日)

ダルヴィッシュのポスティング入札金が5000万ドル以上に対し、中島、青木は250万ドルで5%にすぎない。選手への期待度と入札金額は比例すると言ってよいから、中島、青木はほとんど期待されていないと言える。中島にヤンキースが提示した条件は、年俸80万ドルの1年契約と言われている。また川崎はマイナー契約でマリナーズ入りしたが、年俸はメジャーの最低年俸40万ドル未満になる。日本での年俸はダルヴィッシュが5億円、中島、青木、川崎が3億円と言われている。ダルヴィッシュの年俸は、仮に中島の20倍の評価とすると1600万ドルになる。1ドル75円で換算すると、ダルヴィッシュはメジャーでは日本の240%、中島は20%になる。このことから判断して、日本野球はメジャーリーグに比べて平均水準はかなり低く、野手は一部のずば抜けた選手を除いては、日本ではレギュラーでもメジャーでは控えレベル、投手は日本のエースクラスなら、先発ローテーション4,5番手の可能性があるというところだろう。ダルは別格の存在である。日本では大学生投手は即戦力になることも多いが、プロアマの力の差の大きいメジャーでは原則ありえない。メジャーではファームはAAA,AA,A+A,A-、ルーキーリーグと6段階あり,大学ドラフト有望組はAから、高校ドラフト有望組はA-からスタートすることが多い。一段階上がるのに1年かかるとして順調にいってメジャーまでは、大学出身で4年、高校出身で5年かかる。途中で伸び悩んだらおはらい箱である。このことからもアマレベルなら日米の差は少ないが、プロレベルだと大きいことがわかる。なお投手のほうが通じるのは、日本では一番うまい選手を投手にするが、アメリカでは遊撃手にする傾向があるかららしい。

マヤの予言と日本沈没

2012年01月02日 (月)

マヤ文明の暦が、2012年12月21日から12月23日頃に区切りを迎えることから、人類滅亡を予言しているという説がある。ノストラダムスの1999年恐怖の大王襲来説と同様、何の科学的根拠もないこじつけである。結局何もおこらなっかた時は、実は2043年が正確な日だとすりかえたり、危機を伝えた事によって人類が対処したので危機を乗り越えられたと居直るのも、終末論主張者のお決まりのパターンである。終末論はひとつの商売であり、あまり先だと危機感がないので、10年以内の近未来におくのが定石で、実際の日までは終末論本の印税でもうけるのである。しかし日本の国家破綻は、現実味がある。国の借金がGNPの2倍なのに、財政予算が税収の2倍で、予算の半分は国債の金利返済に使われ、毎年税収に匹敵する額の借金が増えていく日本は、このままいけば財政破綻による日本沈没は時間の問題である。私の場合、年金はすずめの涙の国民年金のみで、まったくあてにならず、頼れるのは自分だけなので、自ら対策をたてるしかない。

暗い世相の生き方

2011年12月25日 (日)

今年も残すところ1週間となった。国内では東日本大震災と福島原発事故、海外ではギリシャの経済破綻に象徴されるユーロ経済危機が起きた。原発は、野田総理が意味のない終息宣言をしたが、今後も膨大な修復費用がかかることは間違いない。ユーロは、イタリア、スペインまで国の信用不安による国債利回りの上昇がおき、危険水準の7%に達している。予想どうり政府は、問題先送りで済ませるだけで、抜本的改革は何もきまらない。現在では国会議員も一種の就職になっており、なるべく長く居座って既得権益にありつくのが、1番の目的のようである。中国、ブラジルという新興大国も経済に陰りをみせている。来年はさらに厳しい不況が予想される。どんな場合でも強みとなるのは、身体の健康と知識である。銀行預金と違い、ペイオフされる恐れのない財産である。

五輪女子マラソン代表選考私案

2011年11月22日 (火)

今回もこのテーマでいく。選考で大事なことは、公平さと明確さである。密室選考で、どうにでもさじ加減を加えられる現状では、選手も不安だし、ファンにも失礼である。五輪前年の世界選手権をオリンピックの選考会にするのは、有力選手がそろって世界選手権を棄権するのを防ぐ意味と、オリンピックに最も似た大会でのレースということで当然である。また国内3大会は、テレビ局からの陸連への中継料収入を考えると、1レースに絞ることは、困難である。そこで私案を提案する。まず世界選手権のメダリストは、日本人1位は代表内定1とする。複数メダル獲得もありうるので、日本人2位以下のメダリストは、国内マラソン優勝者と同等に評価する。次に国内3マラソンの最高タイムを出した選手(優勝でなくとも良い)と、世界選手権日本人2位以下のメダリストで、タイムの1番良いものを代表内定2とする。次に残りの国内マラソン優勝者と世界選手権メダリストのうちから、タイム順に代表内定とする。日本記録を更新した選手は、国内マラソン優勝者と同等に評価する。ここまでで3人埋まらなければ、残りは4レースのタイム順に代表内定する。なお複数レース挑戦した場合は1番良いものを評価する。これなら、代表内定2は最終レースまで決まらないので、最後まで盛り上がるから、テレビ局への義理が果たせるし、自力で代表をつかめるので、選手も納得がいくのではないか。また、優勝、タイムとも重視するので、記録を出したほうが有利になる。

五輪女子マラソン代表選考

2011年11月21日 (月)

オリンピック女子マラソンの選考は、揉め事の歴史である。世界選手権と国内3マラソンの4レースから3人を選ぶので、気温やコース難度、対戦相手などの条件の違いが生まれるのと、選考基準に明確さがないのが原因である。選考基準の不明確は、有力選手を救うための意図的なものであろう。選考で一番大事なのは公正さである。世界選手権で日本人1位かつメダル獲得は代表内定となるが、今回は該当者無しである。次に国内3マラソンであるが、過去国内マラソンで優勝して、代表に選ばれなかったのは、1991年に2時間31分27秒で優勝した谷川真理だけで、これはタイムが物足りなかったためであろう。1996年大阪の鈴木博美、2000年大阪の弘山晴美、2003年東京の高橋尚子は、日本人1位だが総合2位で優勝を逃したため選ばれなかった。弘山、高橋はタイムでも他の国内マラソン優勝者より劣ったが、鈴木はタイムでは1位だった。推測だが、同じ積水化学所属の有森裕子を男女混合レースの北海道マラソン優勝の実績で選ぶため、他の実業団からのクレームを抑えるための犠牲になったと思われる。国内3レースのタイム1位は、優勝以上に評価されるべきだろう。次に優勝者、それで決まらなければ、タイム順にしたらよいのではないか。横浜女子マラソンは木崎良子が2時間26分32秒で優勝した。スタート時気温22度の悪条件で、ペースメーカーが全員リタイアしたことを考慮すると、好記録であり、ラスト2.195キロを7分15秒でまとめたことも評価できる。当然代表である。また2位の尾崎好美も評価されるべきである。私的基準では、尾崎が、大阪か名古屋に再挑戦して優勝すれば代表、再挑戦しなくても、大阪か名古屋で日本人優勝者が出ず、尾崎が優勝者以外のタイムで1位なら代表に選ばれるべきである。大阪も名古屋も日本人優勝者がでなければ、タイム2位でも選ばれることになる。個人的には悔いを残さないためにも、再挑戦して欲しい。、タイムで選ばれる可能性は低いだろう。なお赤羽の世界選手権5位は混乱を避けるためタイムのみで評価すべきだ。野口、福士、尾崎、赤羽、中里の5人から2人と予想するが、走ってみなければわからない。

木村政彦

2011年11月09日 (水)

木村政彦は1917年9月10日熊本県に生まれた。1937年全日本選士権に初優勝し、以後戦争をはさんで1949年の全日本選手権にも優勝、その間負けを知らず史上最強の柔道家「鬼の木村」と言われる。1950年プロ柔道旗揚げに参加するが、興行不振による給与未払いのため脱退し、プロレスラーに転身する。1951年リオデジャネイロでブラジリアン柔術の使い手エリオ・グレイシーを破る。帰国後はプロレスラーとして力道山とタッグを組みシャープ兄弟と戦うが、力道山の引き立て役であることに不満を持ち、1954年12月22日蔵前国技館で力道山と対決する。 「昭和の巌流島」とよばれた対決は木村のKO負けとなる。24日内外タイムスで、木村が力道山に2枚の誓約書を渡していたことが、力道山によって暴露される。内容は、「1回目の試合は、1本目は力道山が取り、2本目は木村が取る。3本目は時間切れ引き分けとする。2回目の試合は力道山の勝ちにする。」というものである。本来筋書きのあった試合を、力道山が筋書き破りで勝利したことになる。この試合については、様々な証言がなされ、真剣勝負なら木村の勝ちだったという意見が多い。だが私の意見は異なる。18歳の木村の写真を見ると、猛練習できたえあげた強靭な肉体であることがわかる。だが力道山と戦った木村は、年齢による肉体の衰えが明らかである。公称では木村より7歳若い力道山は、肉体的には全盛期である。力道山はプロレスブームを起こし、実業界でも成功したように、計算高い人物である。ブック破りは相手の反撃で返り討ちにあう恐れがある。一般に語られてる木村の蹴りが急所に入り、力道山が逆上したという説は、力道山をわかっていない。力道山は木村とタッグを組みながら、木村の現在の実力、体調を判断し、今の木村なら真剣勝負になっても倒せると判断して、ブック破りを計画したのだと思う。目的はプロレスビジネスの独占である。木村は練習もせず副業にキャバレーを経営していたという。力道山を決意させたのは、木村の肉体・精神の衰えである。全盛期の木村なら力道山を問題にしなかったが、1954年12月の木村は力道山より弱かったと私は判断する。木村は世間から忘れられたまま、1993年4月18日に亡くなるが、グレイシー柔術に勝った男として現在では再評価されている。

ハムの菅野指名

2011年10月29日 (土)

ドラフトで日本ハムが菅野智之投手を指名した。菅野は巨人原監督の妹の息子である。この関係から巨人以外の球団から指名されたら、拒否してアメリカに行くと原の父親原貢氏が宣言して、ドラフト前から他球団をけん制していた。けん制は成功したかに見えたが、日本ハムが予想外の指名をしてきたのだ。ルール上日本ハムの指名には何の非もない。また菅野が入団を拒否するのも、本人にとって当然の権利である。解決法として、ドラフト交渉権と来年以降のドラフト指名権の交換制度を定めることを提案したい。もし巨人がどうしても菅野を欲しいなら、来年度のドラフト1,2順目の指名権さらに再来年度の1順目指名権と交換したらどうだろうか。巨人、菅野、日ハムいずれにとっても得るものがある。ドラフトの目的はプロ野球がイベントとしての面白さを維持するための戦力均衡にある。この方法が定まれば、弱小球団も遠慮せずに指名ができ、大物との交渉権をえれば、拒否されても、翌年以降の有利な指名権を得ることができ、戦力アップにつながる。選手にとっても、大物のみだが、行きたい球団に行くことができる。メジャーリーグではフリーエージェント選手を失うチームへの保障として、ドラフト指名権が与えられている。

年金問題

2011年10月20日 (木)

今後国家財政を破綻させる最も大きな要因は、年金および医療費と言われている。人口高齢化が先進国で最も早く進む日本は、この問題を避けることは国家破綻につながる。日本の年金制度は、現役の払込金を高齢者の支給に回す賦課制度だ。この制度は、労働人口の継続的増加と、継続的インフレを前提にしている。労働人口が増加し、インフレで賃金が上がれば、払込金は支給額を上回るという考えである。現在のように、若年労働人口が減少し、非正規雇用が増加して賃金が減少するため、税収が減少し、高齢人口の急増で年金支払い額が増加している状態では成立不可能である。無い袖はふれないので、税収増加と支給削減しか手は無い。債務不履行で騒がれているギリシャは、労働者の3割が公務員で、年金は55歳から現役手取り収入の8割が支給される。当然国家財政は破綻し、支給年齢が65歳以上であるドイツ国民はギリシャ支援に反対するのである。日本でも今後支給年齢が引き上げられ、支給額が減らされるほど、あとの世代ほど確実に不公平を被ることになる。解決策としては、一般に称えられるインフレターゲットは、年金物価スライド制が適用されるので効果が無い。年をとっても、低賃金でも、生涯働くしか対策は無いと思う。

錯覚

2011年10月08日 (土)

人は、目の前で行われたことでも気がつかないことがある。ハンズフリーでも携帯電話を使用すると、前方への注意が損なわれて、目の前の物でも見過ごして、事故の可能性が3倍に増える。未熟な者ほど自信過剰だが、人は自信に満ちた行動をとる相手を有能と勘違いしがちである。詐欺師をCONMANと言うが、CONはCONFIDENSE(自信)の略語で、自信のある態度に人は騙されやすい。
医師についてもこれが当てはまる。診断する際に本を参考にする医師より、何も見ずに診断を下す医師を、患者は高く評価しがちだが、これは間違いであることが多い。「錯覚の科学」という本には、人の犯しやすい様々な間違いの事例が乗せられている。