46人の死傷者を出した関越自動車道高速バス事故は、一人の運転手による長時間の夜行運転という仕事自体に無理があったのが、最大の原因と思われる。競争による値下げ自体は消費者にとってありがたいが、体力的に危険な運行は認めない管理が必要だろう。高速バスには路線バスとツアーバスの2種類がある。JRや交通公社の時刻表に掲載されているのが路線バスで、原則として年中一定料金で同時刻に発着する。目的地も多い。バス亭もあらかじめ表示されている。楽天やヤフーなどに表示されているのがツアーバスで、料金は利用者の多い週末や休暇の時期は高く、通常の平日は安い。だから繁忙期は路線バスのほうが安いこともある。出発日が迫ると値下げしてでも客を集めようとする。目的地は大都市にかたよっている。私は路線バスは盛岡、松山、ツアーバスは仙台、名古屋を経験している。今回事故を起こしたバスは4列乗車だが、眠りたいと思ったら、高くても3列乗車を選ぶこと。、ツアーバスは安いが、運転手は一人が多いので事故の確率が高いこと。長時間座るので血栓症の危険があることは考慮に入れてほしい。年配の人はバスよりも、大人の休日クラブなどを利用した新幹線がおすすめだ。