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待合室の雑誌

2011年10月07日 (金)

待合室の雑誌を何にするかは、意外に苦労する。よくあるのは、自宅で読んだ雑誌を置いておくやり方で、コストは0円だが患者の要求には合わない。文春、新潮、女性自身のような読み物週刊誌は、医院でよく置かれているが、子供の目には触れさせたくない記事ものっている。ナショナルジオグラフィック、ニュートンなどの科学雑誌はイメージは良いが、あまり読まれそうもない。衛生面を考えると、漫画単行本を置きっぱなしにするのは好ましくない。試行錯誤の末、月刊誌を6冊、常に最新号で置くことにした。大人向け情報誌で「Sarai」、婦人生活情報誌で「Essen」、「サンキュ」、女性ファッション誌で「sweet」、「ノンノ」、男性ファッション誌で「smart」である。どんな雑誌が売れてるかは、BIGNETというサイトが参考になった。なお子供向けの本は別に用意してあります。

トゥルーグリッド

2011年09月24日 (土)

「トゥルーグリッド」とは「真の勇者」という意味である。同じ原作の映画に1969年作の「勇気ある追跡」がある。父親を使用人チェイニーに殺された少女マティーは復讐を誓って、保安官コグバーンを雇い、テキサスレンジャーのラブーフを加えた三人でチェイニーを追跡する。旧作は大物俳優ジョン・ウェイン演ずるコグバーンの映画だが、新作では新人ヘイリー・スタインフェルド演ずるマティーの映画である。なお旧作ではマティーをキム・ダービー、ラブーフをグレン・キャンベル、新作ではコグバーンをジェフ・ブリッジス、ラブーフをマット・デイモンが演じている。その他旧作ではロバート・デュバル、デニス・ホッパー、新作ではジョシュ・ブローリンが出演している。新作でガラガラ蛇に噛まれたマティーが左腕を切断する後日談があること、旧作でラブーフが死んでしまうことが脚本の大きな違いである。地味なキャスティングの新作が旧作以上の高い評価を得たのはなんといってもヘイリー・スタインフェルドの観客の心をつかむ名演にある。彼女は「キックアス」のクロエ・グレース・モレッツとともに、今後注目の女優である。子役は女の子のほうが大成する傾向がある。「レオン」のナタリー・ポートマンがその代表である。

長い道のり

2011年09月22日 (木)

昨日は台風15号の影響で、帰宅難民になりかけた。午後6時45分仕事が終わり、テレビとネットで確認したところ、地下鉄の一部と中央線東京立川間が運転してるのが分かり、台風も中心が通り過ぎたので、午後7時20分帰宅することにした。バスで川口駅まで着くと、京浜東北線は運休していた。南北線が動いていると聞き、川口元郷駅まで歩くことにした。ビル風が強く傘はさせなかった。初めて歩く道だが無事に駅に到着し、南北線に乗って東西線に乗り換えるため飯田橋で下車した。ところが同じ地下鉄でも東西線は運休で、新宿で中央線に乗り換えるため大江戸線に乗車した。新宿西口で下車し、午後8時30分JR新宿駅に着くと、構内は中央線に乗るための大行列で、運行も30分に一本程度のようだった。これは何時間かかるか分からんと思いながらも行列の最後尾にならんだが、すぐに京王線が運行を始めるとアナウンスされたのでそちらに切り替えることにした。京王線は改札で入場制限をしながら、電車を運行しており、みんな行儀良く並んでいた。午後9時40分乗車したが超満員だった。明大前で井の頭線に乗り換えると、永福町で座れ、午後10時20分ようやく吉祥寺の自宅に到着した。窮地で役立つのは体力と情報力及び判断力であることが認識できた。

ワーキングプア

2011年09月02日 (金)

ワーキングプアとは、フルタイムで働いても年収200万円以下の労働者を指す言葉で、現代の日本では労働人口の25%を占めており、年々増加の傾向にある。日本では社会保障は世帯別で、夫が正社員で妻が専業主婦のサラリーマン世帯と、夫婦で働いてる自営業の世帯を対象としている。ところが、企業の海外移転から国内製造業が衰退して、サービス業などの低賃金非正規雇用が増加し、規制緩和から自営業が衰退して、モデル世帯と現状は大きく変わっている。供給過剰により、弁護士と歯科医師もワーキングプアが出てきてる。だが年収10億円以上の大金持ちは、税制緩和から増加している。幸福感は他人との比較が最も影響があり、貧富の差が激しい社会になるほど、不満感は大きくなり社会は不安定になる。。昔は良かったなどと言うのも、皆が平均的に貧しかったので格差を感じなかったことに依ると思われる。富の再分配が必要である。大金持ちからワーキングプアへの富の再分配としては、相続税を重くすることが一法である。配偶者は5,000万円まで、未成年の子供は3000万円まで、それ以外の相続者は1500万円まで相続でき、それ以上は税金として徴収し、その税金をワーキングプアの時給に加算したらどうだろうか。

日本の将来

2011年09月01日 (木)

ギリシャ経済は国家債務の増大で破綻状態にある。EU諸国による援助もむなしく再建は困難である。国家債務がここまで増大したのは、手厚い社会保障を維持するために国債を発行しまくり、財政悪化により国債が格下げされ、金利が急上昇して国債の新規発行や返すことが不可能になったのが原因である。ギリシャをはるかに上回りGDPの2倍もの国家債務を抱える国が日本である。なぜ日本が破綻しないかと言うと、国債の買い方が国内の投資家のため、ほぼ0金利なのが理由である。財務再建には、年金の支給減少や医療自己負担増大、公務員削減、増税などが必要である。問題は、既得権益確保のためサービス低下や増税は猛反対受けるので実現は難しいことにある。結局日本は国家信用低下による金利増大で、財政破綻に突き進むのではないか。

努力と運

2011年08月23日 (火)

人生において、努力と運のどちらが影響が大きいだろうか。確かに世の中には、運の良い人と運に恵まれない人がいる。しかしこれは確率論による度数分布による少数例で、多くの事象を取った結果での幸運と不運の割合は、数学的には一対一である。よって一般的には運で人生はきまらないことになる。では努力はむくわれるのであろうか。プロ野球界の長老野村勝也氏は「努力は必ず報われる。」と言っている。新人選手はキャンプインした2月は素振りをするが、3月になるとなまけてやらなくなる。だが野村氏は一人だけ地味な努力の素振りを続けて、その結果捕手で三冠王という偉業をなしとげる。76歳の野村氏はいまでも努力を惜しまず、生涯現役を実践している。私の人生を振り返っても、運が良かったと思ったときは努力もそれなりにしており、運が悪かったと思ったときはまるで努力をしていなかったことが多い。よって人生を決めるのは運よりも努力ということになる。

先進国を襲う肥満

2011年08月10日 (水)

「アメリカ人はなぜ太るのか」を読んだ。成人アメリカ人の平均体重は1960年から2000年の間に、男性は76キロから87キロに、女性は64キロから75キロに増えている。体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った数値をBMIと呼び、肥満度を表す。アメリカ政府はBMI値25以上をを太り気味、30以上を肥満と定義している。日本では25以上を肥満t定義している。07年から08年の調査では、アメリカ人の34.3%が肥満、33.6%が太り気味とされる。さらにBMI値40以上の病的肥満(身長1.8メートルで体重129.6キロ以上)は6%に上る。さらに黒人に限ると男性の肥満率は37.3%、女性の肥満率は49.6%、、さらに太り気味を加えると黒人女性の8割を占める。黒人の貧困率は白人と比べると2.7倍になる。貧しいと肥満になる原因は食事にある。アメリカでは高カロリー低栄養のジャンクフードのほうが、低カロリー高栄養の生鮮食品よりはるかに安い。貧しい人ほどジャンクフードしか買えないので肥満になるのだ。肥満は糖尿病、心臓病、脳卒中、癌などの病気を引き起こし、医療費を増大させ、財政赤字を増大させる。生鮮食品を家庭で調理する食事という以前はごく当たり前のことが、健康の秘訣である。

伊良部の死

2011年08月01日 (月)

伊良部秀輝が42歳で首吊り自殺をした。高校卒業時にドラフト1位でロッテに入団し、以後ロッテで8年、ヤンキースで3年、エクスポスで2年、レンジャースで1年、阪神で2年のプロ生活をおくっている。ドラフト指名時から、スポーツ紙で無頼の男と書かれていたのを覚えている。メジャー移籍で、ロッテはパドレスに伊良部をトレードしたが、伊良部はヤンキースで無ければいやだと言い張り、パドレスからヤンキースへの三角トレードでメジャーデビューをする。実力があるうちは周囲も我儘を容認する感じだった。引退後はうどんやチェーンを失敗し、バーで乱闘騒ぎを起こすなど転落の色がこかった。人間は、得をして得る喜びよりも損をして得る悲しみのほうが大きいので、確率的には不利でも損を避ける行動を選ぶ傾向があるという。同じ境遇でも、栄光から転落した者にはつらさとなり、どん底から這い上がったものには喜びとなる。伊良部は精神科に通院までしており、思うようにいかなくなった人生を耐えていくだけの忍耐力に欠けていたのだろう。

地上波デジタルとインターネット

2011年07月27日 (水)

2010年7月24日アナログ放送は一部を除いて終了した。デジタル化で厄介なのは、VHFアンテナではデジタル波を受信できないことである。デジタルチューナーの接続は老人でもできるが、アンテナ設置は容易なことではない。デジタル化のメリットは、チャンネル数の増加やデーター放送が挙げられてるが、インターネットが普及した現在ではデーター放送は時代遅れの感じが強い。新聞、テレビは将来ネットに統合されると私は思う。先日なでしこジャパンの熊谷紗希選手が飲み会に呼び出されて、そこでの言動をツィッターで実況中継される事件がおきた。当事者らしい法政大学の学生は、熊谷選手とのツーショットや金メダルを齧る写真を自分で公開したらしい。問題はそれからで、学生自身がmixiに公開してることすべてがネットで広がり、本人の住所もマンションの部屋番号まで公開されてしまったのだ。2チャンネルではいまでも学生への攻撃が続いている。ネットの匿名性は、行き過ぎた行動を引き起こしがちである。

魁皇引退

2011年07月20日 (水)

大関魁皇が引退した。1972年7月24日生まれで、同年齢の貴花田と同期入門、角界同期生には若花田、大海(曙)、和歌乃山、力櫻がいる花の63年組である。1990年夏入幕の貴花田、同年秋入幕の曙、若花田に遅れて、1993年夏場所初入幕する。1995年初場所から13場所連続で関脇に在位するも大関昇進は叶わなかった。この時大関になれていたら、魁皇は横綱になっていただろう。その後2000年夏場所悲願の大関に昇進し、2004年までは横綱昇進が期待されたが叶わなかったのは、年齢的にピークを過ぎていたからと思う。若乃花は2000年春、曙は2001年初、貴乃花は2003年初場所に引退しており、それぞれ晩年は衰えが目立っていたことを考えると、魁皇は稀に見る長寿力士だった。2005年以降は大関の地位を維持するのが精一杯だった。相撲協会は支度部屋への携帯電話持ち込みを禁止して、昔は八百長は存在しなかったことにしてるが、星の貸し借りによる番付維持は、相撲の歴史とともに存在したと思う。ガチンコ力士は番付が維持しにくく短命に終わる。角界では番付地位と収入が比例する傾向にあるので、八百長力士のほうが高収入を得られることになる。大相撲が消滅することは無いだろうが、世間の興味の対象から外れてきているのは確実である。