当院の待合室には40インチの液晶テレビが置いてある。待合室のどの椅子からも画面が見えるように据えてある。私は地方の非常勤で働く機会も多かったが、在来線の貧相な待合室と対照的に、新幹線の待合室はゆったりしていて液晶テレビが置いてあった。料金による待遇の差だろうが、テレビは乗り換え時間を待つ間良い息抜きとなった。そして患者さんのために、待合室には必ず液晶テレビを置こうと考えるようになった。コマーシャルが嫌いなのでNHKの地デジとBSしか映さないが、圧倒的にBSが多い。スポーツライブ中継、ドキュメンタリー、映画を中心に考えて、毎日NHKオンラインの番組表をチェックしている。子供さんには、縫いぐるみ、玩具、絵本を置いてある。雑誌は世代による偏りが無いように配慮が必要である。時計は時報で音楽を奏でるカラクリ時計だが、診察室にいても耳で時間がわかるという思わぬ効用があった。今後も、さらに居心地の良い待合室にしていきたい。