私がMLBに興味があるのは、インターネットで迅速に詳細な情報が得られるためである。仕事の関係で試合をテレビで見る機会は無いが、試合そのものよりも、どのくらい予算をかけて、どのような選手を補強して、どのようなチームを作り、負傷者も考慮してどのように選手をやりくりし、ペナントさらにプレーオフを乗り切っていくかを楽しむのである。開幕前の専門家予想では、アリーグ東では 若手有望株と交換にディッキー、バーリ、ジョンソンの高年俸3投手を補強したブルージェイズが鉄板の地区優勝候補で、前年度にチーム崩壊の古豪レッドソックスが最下位だった。ところが現在、首位がレッドソックス、最下位がブルージェイズである。大金で大物と長期契約を結んでも、収入が保障されてるので働かないし、チームの和も乱れるという典型的パターンである。レッドソックスは今年高額年俸の長期契約は避けるという補強をした。こちらもハンラハン投手は何の役にも立たず怪我で今季絶望、ビクトリーノ外野手は休んでばかり、デンプスター投手、ドルー内野手も低迷している。ただし元々大金がかかってないし、期待薄のナポリ、ナバ、カープが予想外に活躍している。さらにファームが充実して若手有望株が豊富である。ネットでは一軍からファームまでの情報がわかり、GMや監督のようにチーム構成を楽しめる。