7月27日からロンドンオリンピックが始まる。私が初めて観たオリンピックは1964年の東京大会で、10月10日が開幕日だった。100メートル走のヘイズ、自由形のショランダー、女子体操のチャフラフスカが活躍した。その後の大会も見てるが、最も印象深いのは地元の東京大会である。当時の東京はオリンピックに向けての突貫工事がいたるところで行われており、東海道新幹線も10月1日に開通した。わたしは小学3年生で、少年サンデーとプロレス中継が一番のお気に入りだった。次のメキシコ大会は印象が薄く、ミュンヘン大会は水泳のスピッツが7冠、モントリオール大会は女子体操のコマネチが10点満点演技を連発した。次のモスクワ大会はソ連のアフガニスタン侵入に反対して西側諸国がボイコットした片肺五輪になり、日本も不参加だった。ロサンゼルス大会は共産圏諸国が報復ボイコットをした。オリンピックに商業主義が持ち込まれた大会で、以後のオリンピックはアメリカのテレビ局が支配することになった。アマチュアという言葉は死語になった。陸上のカール・ルイスが4冠を獲得し、マラソンの瀬古は惨敗した。次のソウル大会でも、マラソンの中山が4位に終わった。続くバルセロナ、アトランタはあまり印象が無い。2000年シドニー大会で高橋尚子が女子マラソン金メダル、2004年アテネ大会でも野口みずきが女子マラソンで金メダルをとった。前回の北京大会では、ウサイン・ボルトが陸上100m、200m、400mリレーで世界新記録を.出した。昔に比べて興味はめっきり薄れたが、今回の大会も始まれば、いくらかは観るだろう。最も観たい競技は100m、200mでの
ボルトとブレークの対決である。私はややブレーク有利と見ている。