以前書いたことがある女子マラソンの代表が重友梨佐、木崎良子、尾崎好美に決定した。選考会では、まず最高タイムで大阪で優勝した重友が決まり、次いで高温レースの横浜で尾崎に勝って優勝した木崎が決定し、最後の一人を名古屋で全体2位(日本選手1位)かつ世界選手権18位(日本選手3位)、横浜2位の尾崎と、名古屋で全体8位(日本選手6位)かつ世界選手権5位(日本選手1位)の赤羽有紀子の比較となり、尾崎が選ばれた。妥当な結果だが、最後の一人には名古屋で全体3位(日本選手2位)かつ世界選手権10位(日本選手2位)の中里麗美も選考に加えるべきだろう。確実に選ばれるのは世界選手権で3位以内かつ日本選手最上位だが、国内レース優勝かつ全選考レース最高タイムも事実上確実に選ばれる。優勝は日本選手1位よりも高く評価されるがタイムによっては逆転可能、日本選手2位で選ばれるには相当のタイムが必要になる。再挑戦については、自由に認めるべきだ。多くの試合から判断するほうが実力を正確に見極められる。今回の3人は実力的には、入賞の可能性はあるが、メダルは難しいというところである。新聞によると、3人とも出るからにはメダルをという気持ちのようだ。夏のマラソンはタイムが出にくいので、暑さを克服して粘ればメダルに引っかかるチャンスはある。