今年も残すところ1週間となった。国内では東日本大震災と福島原発事故、海外ではギリシャの経済破綻に象徴されるユーロ経済危機が起きた。原発は、野田総理が意味のない終息宣言をしたが、今後も膨大な修復費用がかかることは間違いない。ユーロは、イタリア、スペインまで国の信用不安による国債利回りの上昇がおき、危険水準の7%に達している。予想どうり政府は、問題先送りで済ませるだけで、抜本的改革は何もきまらない。現在では国会議員も一種の就職になっており、なるべく長く居座って既得権益にありつくのが、1番の目的のようである。中国、ブラジルという新興大国も経済に陰りをみせている。来年はさらに厳しい不況が予想される。どんな場合でも強みとなるのは、身体の健康と知識である。銀行預金と違い、ペイオフされる恐れのない財産である。