「今私たちの学校は」第一話で、ゾンビ化したヒョンジュに保健室で噛まれたオンジョが、なぜゾンビにならないのかという疑問がある。あれは、噛まれたのではなく、引っかかれたのだ。引っかかれただけでは、ゾンビにならないという回答がある。確かにゾンビと組み合えばひっかき傷ぐらいはできるだろうが、それでゾンビ化した人はいないようである。そこで保健室のシーンをもう一度検証してみた。あの時ヒョンジュは体温が29度と極端に低く、毛布を掛けられて、暴れないように腕を押さえられていた。自由に動かせるのは、首より上だけである。つまり噛みつくことはできても、引っ搔くことは不可能である。そしてオンジョがヒョンジュに傷つけられるシーンを画面検証しても、噛まれて傷ついたようにしか見えない。よって結論は「やはりオンジョは噛まれていた」である。「今私たちの学校は」の設定では、ゾンビに噛まれたら、ゾンビになる。例外として、人間の能力を保ちながら、ゾンビの能力習性を持つ半ゾンビになる人物が3人出てくる。半ゾンビに嚙まれても、ゾンビになる。だからイケメンが、「お前に噛まれても、お前と同じになるだけだ。」と半ゾンビの恋人に言うのは、とんでもない勘違いで、ただのゾンビになる確率のほうがはるかに高いのである。オンジョの場合、ゾンビの能力習性は全く見られず、人間のままである。よって第3の存在である。ヒョンジュに噛まれたことによる感染を本人も周囲も気にしないのはおかしいという意見もあるだろうが、校内を逃げ回っていて、ゾンビ感染の原因がヒョンジュであることを知らないことで説明がつく。ただしドラマにはよくあることだが、無かったことにしてしまう可能性もある。