緊急事態宣言の延長は、全国一律で5月31日(日)までになったようである。ただし現在13都道府県の特定警戒区域以外は、制限を緩めるようである。では6月1日以後はどうなるかを予想すると、ひとまず緊急事態宣言は引っ込めるが、特定警戒区域は週末自粛をもとめられ、それ以外の地域も、ソーシャルディスタンシングを保つなどの規制の下で、営業することを要求されるのではないかと思われる。飲食店などは、今後もかなりきついだろう。5月31日で一旦終了するのは、それ以上続けると、学校の年度内終了が不可能になるからだろう。夏休み登校で1か月、土曜登校で1か月カバーできても2か月休校が限度である。最近言われている9月入学は、十分な準備期間を置いて将来行うことには、賛成だが、今回災い転じて福となるみたいなことを言って、強引に進めるのは大反対である。大人の都合で実質半年留年なんて、ほとんどの生徒は望まないだろう。何事も経験である。1995年1月17日の阪神淡路大震災の時も、受験は普通に行われたのである。何はともあれ勉強が最優先である。受験生は今回部活はあきらめて、進学後の楽しみにすればよい。夏休み、土曜日返上で必死に頑張って、来年3月に卒業した経験は、人生で大きな価値となる達成感をもたらすだろう。某教育評論家が夏休み、土曜日登校は子供の楽しみを奪うから大反対で、9月入学を勧めているが、自分の考えを押しつけているだけで、子供の心がわかっていない。社会も後押しが必要である。中学受験は2月、高校受験、大学受験は3月に繰り延べして行えば良い。私の時代は土曜日も午前中は授業があり、国立2期校の受験は3月23、24日だった。卒業式は3月の終わりにすればよい。新型コロナウイルス感染のリスクがあるので、修学旅行や運動会、文化祭などの行事は今年度はやめたほうが良い。またウイルス対策としては、何よりも教育のオンライン化である。