最近読んだ本によると、20年後には開業医はいなくなり、診療はロボットが行い、医者の役割はロボットを操作することになるということだ。そうなると、大学で医学知識を身につけて、卒後研修でロボット操作を学ぶことになる。そうなってくると、人件費削減のため、AIがロボットを操作し、人間の医者は大病院でも
各診療科1人で良いということになりかねない。マニュアル診療では人間は、高度化したAIに太刀打ちできないだろう。医療は設備産業となり、高度な機械をそろえられる大資本が有利になる。そうなると需要と供給の関係から、医者の収入は1%の超高収入医療企業家と99%の低収入勤務医に分かれることになるだろう。現在では、80歳以上で現役の医者はかなりいるが、未来では、50歳を過ぎたら医療の仕事につけなくなるだろう。私自身はどうかというと、何歳まで働くかなどは何も決めておらず、やれるところまでやる予定である。私が東京都武蔵野市吉祥寺で義務教育を受けた1960年代では、クラスの2割ぐらいの家が自営業者だったが、ほとんどすべて廃業して、低層ビルを建ててテナントに貸して家賃収入で暮らしているようである。