大谷翔平が今シーズンオフにメジャーに挑戦する。一番驚くのは大谷の金にこだわらない姿勢である。25歳未満の場合マイナー契約となり、契約金が500万ドルまで、年俸は50万ドルまでで、6年間は球団に拘束されるということになるらしい。これが後2年間待って25歳になれば、今の予想では年俸2500万ドルの8年契約は固いとされている。つまり最初の6年間で800万ドルと1億5000万ドルの違いになる。今までもメジャー移籍を表明しながら、日本以下の年俸しか評価されず、メジャーに行っても金にならないので、日本の球団と再契約した選手は何人もいる。大金を捨てて大舞台に挑む大谷の姿は本当に清々しい。ぜひ成功してもらいたい。才能では日本プロ野球史上最高の選手で、メジャーでもスーパースターになる可能性は十分ある。大谷は、二刀流だが、ベーブルースも投手をやっていたことがある。投手としては、故障さえなければ、確実に成功するだろう。問題は打者としてどう使うかだが、メジャーは先発投手5人が中4日でローテーションを回すので、先発の前後の日を休ませて(代打としての起用はあり)、登板日と間の2日間を右投手用DHとして使うという起用が考えられる。プレーオフになればDHフル出場もあるだろう。とにかくイチローのようにメジャーの歴史を変えるような活躍を期待する。