NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」がおもしろい。朝ドラには興味が無く、「故郷編」はまったく見ていなかったのだが、評判が良いので、「東京編」の一回目を見てみたところ、意外におもしろかった。その後2週間見たり見なかったりだったが、面白いので、今後は毎回見ようと思う。私が見る時間帯は午後11時からの放送である。朝ドラは昭和36年4月「娘と私」から始まり、初期は通年1作だったが、昭和50年から半年1作になっている。「あまちゃん」は第88作目になる。ただし昭和58年「おしん」と平成3年「君の名は」は通年である。平均視聴率は第3作までは記録が無く、昭和41年の第6作「おはなはん」が45.8%を記録した。このころはほとんどの家庭にテレビが普及している。その後平成5年の第50作「かりん」までは、ほぼ平均視聴率30%以上であった。最高は「おしん」の52.6%、最低は「君の名は」の29.1%である。さらに平成16年の第69作「てるてる家族」からは平均視聴率20%を割っている。以後平均視聴率が20%を超えたのは、第86作「梅ちゃん先生」の20.7%のみでる。通勤・通学時間の増加、働く女性の増加、核家族化による嗜好の多様化、録画視聴などを考慮すると、現在の視聴率20%は1970年代なら40%に相当するだろう。「あまちゃん」の主演女優能年玲奈は老若男女に支持されるキャラクターで大好評だ。私の一押しは埼玉出身アイドル入間しおりを演じる松岡茉優で、演技力抜群である。