作家の荒俣宏氏が加齢による体力の衰えのため、戸建てからマンションに引っ越して、2万冊の蔵書を500冊に処分した。荒俣氏の師匠故紀田順一郎氏も、同様に3万冊の蔵書を600冊まで処分している。幅90センチ、高さ180センチ、奥行き30センチの本棚二つが2DKのマンションに置ける限界との判断である。コミックなら2列に置けば2倍ぐらい置けると思うが、大型本なら半分ぐらいになるだろう。50巻以上のコミックはかなりあるし、単行本コミックは取っておくために購入する人が多いから、500冊ぐらいなら、家が郊外の広めの戸建てで6畳の個室があれば、高校生でも持っている人は珍しくないだろう。本を持つことは、購入金額だけでは終わらず、持っているだけでも、場所占有による不動産費用が掛かるのである。本を有料で段ボール1箱単位で預かるサービスもあるが、手間がかかるので、マメな人でなければ向いていない。ただし、自宅がどんなに広くても、本はとめどもなく増えるし、管理もできなくなる。対策としては、多少都心部から離れても、広い家で置き場所を作ることと、残す本を常に選別することだろう。私も自分にとって残す価値があると認めた本だけ残すことにきめた。取り敢えず、コミックを除いて100冊にしぼったらどうだろうか。ブックオフでコミックを買ってもらう場合、売り物になるものでも3円が引き取り価格らしい。荒俣氏や紀田氏の蔵書も半分はゴミ処理となったようである。